経歴 |
祖父はミュンヘンオリンピックのグレコローマンレスリング57kg級7位の山本郁滎、母親は元世界チャンピオンの山本美憂、叔父は総合格闘家の山本”KID”徳郁(HERO’S初代世界ミドル級王者)、叔母は元世界チャンピオンの山本聖子というレスリング一家の下に生まれ、4歳の時にレスリングを始める。小学生時代から全国大会において数々の実績を収め、13歳でグレコローマンレスリングの強豪国ハンガリーにレスリング留学。スポーツエリート養成施設で練習を積みながら、ナショナルチームの合宿などにも参加して力を付け、年に2度開催されるハンガリーの国内選手権では2010年から8連覇を達成する。2013年にはジュニアオリンピックのカデットの部に参加のため4年ぶりに国内大会に凱旋帰国し、グレコローマンの69kg級で圧勝し世界カデット選手権代表に選出された。世界カデット選手権では、決勝でヨーロッパカデット選手権を3連覇している絶対王者のルカン・アッコユン(トルコ)を破り優勝を果たし、2020年東京五輪開催決定に沸く日本国内でも一気に注目を集める存在となった。2015年12月31日埼玉スーパーアリーナで開催された総合格闘技イベントRIZINにてMMA初挑戦。ヒクソン・グレイシーの息子でグラップリング世界王者のクロン・グレイシーを相手に下馬評を覆す大善戦。大会ベストバウトに選ばれ、敗れはしたもののそのポテンシャルの高さを世界に証明した。その後もRIZINバンダム級王者マネル・ケイプ、所英男、宮田和幸らと熱戦を繰り広げるなどMMAファイターとして今後の活躍が期待されている。
|